ロコモコ閲覧用ブログ
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2007'05.20.Sun
春だ!
モコは春が一番すき。だって暖かくなるし、お散歩も楽しいから。
ご飯も美味しいし、おやつも美味しい。良いことずくめの春は一番すきなのだ。
でも、一つだけちょっぴり悲しい事もある。
お気に入りの毛布を銜えてずるずるとリビングを歩く。
そろそろお昼寝の時間だからロコと一緒にお昼寝するのだ。
モコのお気に入りの中でもダントツにお気に入りなロコのお腹。の匂い。
お鼻のさきっちょをくっつけて、くんくんすればとっても幸せな匂いがする。
ロコの匂いを嗅ぎながら眠るのがとっても好きなのに。
「もう春だからくっつかなくても暖かいよ」
がーん。
さらりとソファで寝そべるロコが冷たくモコを見下ろす。
もうお気に入りの毛布を銜えてロコに乗っかる準備までしていたのに、つれない。切ない。
「酷いよロコ・・・」
「だって暖かいよ。ほら、外は晴れてるしお日様も気持ちよいもん」
「・・・ひどい」
うる、とモコの大きな瞳が潤む。
だってだってだって、ロコと一緒じゃなきゃモコは眠れないのに、くっつかなくても良いなんて酷すぎる。
ソファのロコを見上げてうるうるとするのにロコはしらっとモコを見下ろしてふわんとしている黒の尻尾でぱたりとソファを叩いた。
「でも一緒に寝るんだろ?ほら、おいで」
「でも・・・」
くっつかなくても良いなんて言うロコはキライ。
そんな気持ちで恨みがましく見上げていればロコがふわりとソファから降りてモコの前に座った。
「何でそんな顔してるの?一緒に寝ようって」
そうして、ぺろりとモコの頬を舐めてくれる。
でも、一緒だけじゃイヤなのだ。一緒で、くっついて、ロコのお腹をくんくんしなければイヤなのだ。
「だって・・・ロコ、モコにくっつくのイヤなんでしょ?」
「別にイヤなんて言ってないのに」
「言ったよう。毛布だって持ってきたのに。ロコのお腹にくんくんしたいのに」
「またくんくんするつもりだったんだ」
ロコが苦笑する。でもモコは悲しい気持ちのまま、耳は元から垂れているけど、尻尾もへたりと沈んでしまう。
そんなモコにロコは鼻をモコの首にふんふんさせてぺろりと舐めてくれた。
「しょうがないなぁ。でも暑くなったら毛布はイヤだからね」
「・・・くっついても良いの?」
「うん。だから一緒に寝よ」
嬉しい。単純なモコの尻尾はふりふりと動き出す。
「じゃあ、お腹もくんくんして、いい?」
じい、とロコを見つめればちょっとだけロコが微妙な顔になる。
「・・・ダメ?」
またモコの瞳がうるうると涙をためる。一番のお気に入りなのに、ダメ、なんて言われたら泣いてしまう。
尻尾はふりふりしてるのに瞳は泣き出しそうなモコにロコは小さく溜息を落としてモコが持ってきた毛布を銜えた。そうして、ソファの上にひらりと乗る。
「いいよ。毛布でくっついて、お腹もくんくんして、いいよ」
何だかんだでモコの泣き顔には弱いロコだ。モコの返事を待たずに毛布をソファの隅っこにセットしてモコを呼んでくれる。
「ロコ大好き!」
だから嬉しくてソファと、その上のロコに飛び乗れば同じ大きさのロコがぺしゃりと潰れてしまう。
モコの下敷きになって、でもロコも嬉しそうに笑ってくれる。
「俺もモコが好きだよ」
そうして、にこにこ顔のモコの鼻先にちゅっと口付けしてくれた。
モコは春が一番すき。だって暖かくなるし、お散歩も楽しいから。
ご飯も美味しいし、おやつも美味しい。良いことずくめの春は一番すきなのだ。
でも、一つだけちょっぴり悲しい事もある。
お気に入りの毛布を銜えてずるずるとリビングを歩く。
そろそろお昼寝の時間だからロコと一緒にお昼寝するのだ。
モコのお気に入りの中でもダントツにお気に入りなロコのお腹。の匂い。
お鼻のさきっちょをくっつけて、くんくんすればとっても幸せな匂いがする。
ロコの匂いを嗅ぎながら眠るのがとっても好きなのに。
「もう春だからくっつかなくても暖かいよ」
がーん。
さらりとソファで寝そべるロコが冷たくモコを見下ろす。
もうお気に入りの毛布を銜えてロコに乗っかる準備までしていたのに、つれない。切ない。
「酷いよロコ・・・」
「だって暖かいよ。ほら、外は晴れてるしお日様も気持ちよいもん」
「・・・ひどい」
うる、とモコの大きな瞳が潤む。
だってだってだって、ロコと一緒じゃなきゃモコは眠れないのに、くっつかなくても良いなんて酷すぎる。
ソファのロコを見上げてうるうるとするのにロコはしらっとモコを見下ろしてふわんとしている黒の尻尾でぱたりとソファを叩いた。
「でも一緒に寝るんだろ?ほら、おいで」
「でも・・・」
くっつかなくても良いなんて言うロコはキライ。
そんな気持ちで恨みがましく見上げていればロコがふわりとソファから降りてモコの前に座った。
「何でそんな顔してるの?一緒に寝ようって」
そうして、ぺろりとモコの頬を舐めてくれる。
でも、一緒だけじゃイヤなのだ。一緒で、くっついて、ロコのお腹をくんくんしなければイヤなのだ。
「だって・・・ロコ、モコにくっつくのイヤなんでしょ?」
「別にイヤなんて言ってないのに」
「言ったよう。毛布だって持ってきたのに。ロコのお腹にくんくんしたいのに」
「またくんくんするつもりだったんだ」
ロコが苦笑する。でもモコは悲しい気持ちのまま、耳は元から垂れているけど、尻尾もへたりと沈んでしまう。
そんなモコにロコは鼻をモコの首にふんふんさせてぺろりと舐めてくれた。
「しょうがないなぁ。でも暑くなったら毛布はイヤだからね」
「・・・くっついても良いの?」
「うん。だから一緒に寝よ」
嬉しい。単純なモコの尻尾はふりふりと動き出す。
「じゃあ、お腹もくんくんして、いい?」
じい、とロコを見つめればちょっとだけロコが微妙な顔になる。
「・・・ダメ?」
またモコの瞳がうるうると涙をためる。一番のお気に入りなのに、ダメ、なんて言われたら泣いてしまう。
尻尾はふりふりしてるのに瞳は泣き出しそうなモコにロコは小さく溜息を落としてモコが持ってきた毛布を銜えた。そうして、ソファの上にひらりと乗る。
「いいよ。毛布でくっついて、お腹もくんくんして、いいよ」
何だかんだでモコの泣き顔には弱いロコだ。モコの返事を待たずに毛布をソファの隅っこにセットしてモコを呼んでくれる。
「ロコ大好き!」
だから嬉しくてソファと、その上のロコに飛び乗れば同じ大きさのロコがぺしゃりと潰れてしまう。
モコの下敷きになって、でもロコも嬉しそうに笑ってくれる。
「俺もモコが好きだよ」
そうして、にこにこ顔のモコの鼻先にちゅっと口付けしてくれた。
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