ロコモコ閲覧用ブログ
このブログはサイト「magic of sweet Love」の 企画ブログです。分からない方は回れ右でお願いします。
2007'05.20.Sun
2007'05.20.Sun
モコには好きな犬(ヤツ)が居る。その名もロコ。
何でもご主人が食べ損ねたご飯の名前をそのままロコとモコにつけてくれたので、二人合わせてロコモコだ。
モコは茶色の巻き毛ちゃん。種族で言うとダックスフンドになるらしい。
自慢の垂れ耳もくるんとカールしているのがチャームポイントだ。
対してロコは真っ黒で、モコと同じ種類だけれども毛は短くて、ふわんとした垂れ耳が特徴の、格好良いワンコだ。
大抵ロコとモコはお家の中でころころ遊んでいる。
昼はモコを買ってくれたご主人が、夜はロコを買ってくれたご主人が居て、二匹のご主人は二人いる。
何時もご主人と一緒で嬉しいけれど、モコとしてはご主人よりも大好きなロコに構って貰うのが嬉しいから今日も巻き毛の尻尾をふりふりしながらモコに構って構ってーとのし掛かって遊んで貰うのだ。
「ロコー。今日は何して遊ぶ?ね?お日様が気持ち良いからお昼ねでも良いよ。そうしたらロコのお腹にお鼻ふんふんさせてね?」
ふりふりと巻き毛の尻尾を揺らしながらソファの上でまあるくなっているロコにモコが伸し掛かる。
「俺は昼寝が良い。でもお鼻ふんふんはイヤ。モコ、お腹舐めるもん」
けれどもロコはつれない。ぷい、とモコから顔を背けてしまう。
しゅん、と茶色の尻尾ごとうなだれるモコだけれども、諦めない。
だってロコに遊んで欲しいし、一緒にお昼ねもしたい。
「舐めないもん。だからいいでしょ?でも遊んでくれるんならもっと嬉しいよ?」
「ヤだ。俺は眠いの。モコは一人で遊んでて」
「えー。イヤだよう」
ロコが冷たい。
ふんふんと鼻先をロコの耳元にくっつけて、大好きな匂いをかぐ。
でも、ロコは相手にしてくれない。
「ロコ〜。遊んでよう。構ってよう!」
仕方がないからばふん、とロコの上に乗りかかればすごくイヤそうにロコがモコをぶるん、と振り落としてしまう。
体格的にはまったく一緒の二人だからロコの上にモコが乗っても重くはない。
でも、重石にもなれない。
「ロコがつめたい・・・」
悲しい。
お日様もぽかぽかだし遊ぶ時間はいっぱいなのに、ロコが構ってくれない。
「だって眠いんだもん。モコ、一人で遊んできなよ」
「イヤだ。ロコと一緒がいいもん!」
ぶるぶると首を振ればご自慢の巻き毛垂れ耳がぱたぱたと揺れてモコの顔にあたる。
あんまりにも首を振りすぎてちょっぴりくらくらしてきたけれど、諦めない。
だってロコと遊びたいのに。一緒にお昼ねしたいのに。
「ねえロコ、遊んでよ、一緒にお昼ねしようよ〜」
だんだん悲しい気持ちが大きくなってきて、モコの大きな瞳に涙がじわ、と浮かんできてしまう。
うるうるの大きな瞳は体毛と同じ茶色で涙できらきらと輝いてとってもキュートだ。
そんなモコの泣き顔にロコはしょうがないなぁと小さくため息をふーと吐いた。
ロコだってモコが好き。
何時でも二人で一緒なのだ。
でも、偶には一人でのんびりお昼ねもいいかなぁ、なんて思ってみたのだけれども。
「もう、わかったよ。一緒に遊んでお昼ねしよ?だから泣くなよ」
ソファで寝そべってた身体を起こしてモコの泣き顔をぺろりと舐めてあげる。
そうすればあっと言う間にモコは笑顔だ。
「ほんと?遊んでくれる?一緒にお昼ねしてくれる?」
「うん。しょうがないから付き合ってあげる」
約束の印にもう一度モコの鼻先をぺろんと舐めてあげれば茶色の尻尾がふわふわと左右に揺れる。
ロコだってモコの喜ぶ尻尾を見られれば嬉しいから自然と黒の尻尾がぱたぱたと揺れて。
「へへ。じゃあ遊ぼうね」
「うん」
そうやって、二人は仲良くソファから降りてお気に入りのリビングの端っこに駆けていった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
第一話ですー。
ころころじゃれ合う感じで。
何でもご主人が食べ損ねたご飯の名前をそのままロコとモコにつけてくれたので、二人合わせてロコモコだ。
モコは茶色の巻き毛ちゃん。種族で言うとダックスフンドになるらしい。
自慢の垂れ耳もくるんとカールしているのがチャームポイントだ。
対してロコは真っ黒で、モコと同じ種類だけれども毛は短くて、ふわんとした垂れ耳が特徴の、格好良いワンコだ。
大抵ロコとモコはお家の中でころころ遊んでいる。
昼はモコを買ってくれたご主人が、夜はロコを買ってくれたご主人が居て、二匹のご主人は二人いる。
何時もご主人と一緒で嬉しいけれど、モコとしてはご主人よりも大好きなロコに構って貰うのが嬉しいから今日も巻き毛の尻尾をふりふりしながらモコに構って構ってーとのし掛かって遊んで貰うのだ。
「ロコー。今日は何して遊ぶ?ね?お日様が気持ち良いからお昼ねでも良いよ。そうしたらロコのお腹にお鼻ふんふんさせてね?」
ふりふりと巻き毛の尻尾を揺らしながらソファの上でまあるくなっているロコにモコが伸し掛かる。
「俺は昼寝が良い。でもお鼻ふんふんはイヤ。モコ、お腹舐めるもん」
けれどもロコはつれない。ぷい、とモコから顔を背けてしまう。
しゅん、と茶色の尻尾ごとうなだれるモコだけれども、諦めない。
だってロコに遊んで欲しいし、一緒にお昼ねもしたい。
「舐めないもん。だからいいでしょ?でも遊んでくれるんならもっと嬉しいよ?」
「ヤだ。俺は眠いの。モコは一人で遊んでて」
「えー。イヤだよう」
ロコが冷たい。
ふんふんと鼻先をロコの耳元にくっつけて、大好きな匂いをかぐ。
でも、ロコは相手にしてくれない。
「ロコ〜。遊んでよう。構ってよう!」
仕方がないからばふん、とロコの上に乗りかかればすごくイヤそうにロコがモコをぶるん、と振り落としてしまう。
体格的にはまったく一緒の二人だからロコの上にモコが乗っても重くはない。
でも、重石にもなれない。
「ロコがつめたい・・・」
悲しい。
お日様もぽかぽかだし遊ぶ時間はいっぱいなのに、ロコが構ってくれない。
「だって眠いんだもん。モコ、一人で遊んできなよ」
「イヤだ。ロコと一緒がいいもん!」
ぶるぶると首を振ればご自慢の巻き毛垂れ耳がぱたぱたと揺れてモコの顔にあたる。
あんまりにも首を振りすぎてちょっぴりくらくらしてきたけれど、諦めない。
だってロコと遊びたいのに。一緒にお昼ねしたいのに。
「ねえロコ、遊んでよ、一緒にお昼ねしようよ〜」
だんだん悲しい気持ちが大きくなってきて、モコの大きな瞳に涙がじわ、と浮かんできてしまう。
うるうるの大きな瞳は体毛と同じ茶色で涙できらきらと輝いてとってもキュートだ。
そんなモコの泣き顔にロコはしょうがないなぁと小さくため息をふーと吐いた。
ロコだってモコが好き。
何時でも二人で一緒なのだ。
でも、偶には一人でのんびりお昼ねもいいかなぁ、なんて思ってみたのだけれども。
「もう、わかったよ。一緒に遊んでお昼ねしよ?だから泣くなよ」
ソファで寝そべってた身体を起こしてモコの泣き顔をぺろりと舐めてあげる。
そうすればあっと言う間にモコは笑顔だ。
「ほんと?遊んでくれる?一緒にお昼ねしてくれる?」
「うん。しょうがないから付き合ってあげる」
約束の印にもう一度モコの鼻先をぺろんと舐めてあげれば茶色の尻尾がふわふわと左右に揺れる。
ロコだってモコの喜ぶ尻尾を見られれば嬉しいから自然と黒の尻尾がぱたぱたと揺れて。
「へへ。じゃあ遊ぼうね」
「うん」
そうやって、二人は仲良くソファから降りてお気に入りのリビングの端っこに駆けていった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
第一話ですー。
ころころじゃれ合う感じで。
カレンダー
最新記事
ブログ内検索
最古記事
(05/20)
(05/20)
(05/20)
(05/20)
(05/20)
カウンター